2011年10月30日日曜日

Guy Fawkes


NYから始まっている反グローバリズム運動、
最近彼らの中に、仮面をつけている人たちがいますね。

http://www.afpbb.com/article/politics/2835171/7931120

これは、ガイ・フォークスの仮面です。

英語の guy のモトになったと言われるイギリス人、Guy Fawkes(ガイ・フォークス)、
1570年に生まれたカトリック信者である彼は、1606年、
カトリックを弾圧するジョージⅠ世暗殺計画の首謀者として死刑になります。
wiki によれば、

「ウェールズ方面では国王暗殺を試みた罪人として扱われているが、
スコットランド方面では自由を求めて戦ったとして英雄視されている」

そうです。
また20世紀末のイギリスのコミック『"V" for Vendetta ヴェンデッタ(復讐)の "V"』でも、
アナーキスト&独裁者である主人公が、このガイの仮面をつけていたそうです。

そしてこの暗殺計画決行予定日だった11月5日は、
「ガイ・フォークス・ナイト」として、今でも花火を打ち上げたりするとか。


この日のことは、マザー・グースにも歌われています。

Remember, remember the fifth of November
Gunpowder, treason and plot.
I see no reason why gunpowder, treason
Should ever be forgot...

(出だしは、Please to remember... という版も。)

11月5日、もうすぐですね……

http://fr.news.yahoo.com/pourquoi-les-contestataires-portent-ils-le-masque-de--v-for-vendetta.html

         ◆

どこで読んだのか忘れてしまいましたが、
「アラブの春」とこのデモの異同を扱っている文章がありました。
それによると、
「民主主義」が達成されているNYなどでこのデモが起きているということは、
たとえアラブ地域で「民主主義」が達成されても、
「格差問題」の解決には直結しない……ということでした。
そうですね、アラブ革命が、
なにもかもを解決するわけではありえないですね……