2011年10月26日水曜日

4番バッター


子供のころは、東京の大田区にもまだ空き地があって、
日々そこで野球する毎日でした、日が暮れてボールが見えなくなるまで。
(今住んでいるところは、同じ東京とはいえ、
はるかに山に近い場所なのですが、子どもが遊べる空き地がないようです。)

テレビで野球中継を見るという習慣は失われて久しいのですが、
それでも深夜のスポーツニュースくらいは、時々見ます。
で数日前、ソフトバンクの内川選手が、
「40年振りに両リーグで首位打者になった」というニュースがありました。
そしてわたしには、その40年前の首位打者の名前が、すぐに浮かびました。
ドラゴンズの、江藤慎一です。

そしてたまたま昨日、先輩のM先生と雑談しているときに、
先生の口から「ドラゴンズ」という言葉が出て、
訊いてみると名古屋出身だそうで、
もちろん江藤慎一の名前もご存知でした。

「ぼくが小学生だった時だけどね、
友だちが江藤の大ファンで、なぜか自宅を知っててね、
一緒にサインをもらいに行こうって言われて、行ったんだよ」
「行ったんですか!? 自宅に?」
「牧歌的な時代だったんだね、今思えば。
でもちゃんと江藤が出てきて、サインしてくれたよ」

このエピソードは、わたしの江藤慎一のイメージ通りです。
いかり肩の、いかつい、迫力ある、生真面目な4番バッター。