『アンカット・ダイヤモンド』
をネトフリで見てみました。
賭博に溺れた、ユダヤ人宝石商、ハワード。
彼は、エチオピアの鉱山事故の際発見された、
「ブラック・オパール」と呼ばれる宝石を、
10万ドルで入手します。
この幸運を、彼は100万ドルにしようと企み、
有名プロ・バスケット選手に接近。
上手くいくかに見えましたが……
というお話。
ハワードを演じるアダム・サンドラーは、
すでに長いキャリアを持った俳優ですが、
ちゃんと見たのはこれが初めてでした。
で、ほかは見てないのに、
これがハマリ役なのはよく分かります。
彼の映画に見えました。
そしてこのハワードの愛人ジュリア、彼女は
「美人」(←隣の住人の言葉)で、
「尻軽」(←浮気がばれてハワードにそう詰られる)で、
やさしくて、
ハワードを愛している……
これは、ハワードならずとも、
男性的なファンタスムの一つの典型なのでしょう。
で、この映画は、
このジュリアの存在も含めて、
フィルム・ノワールにかなり接近しているように感じられます。
スコセッシや、コーエン兄弟の作品と比較している評もありましたが、
よく分かります。
そういえば、スコセッシの新作が、
ネトフリにあったような……