今年になってから始まった、
東京新聞・夕刊の連載、
神は細部に宿る ~モチーフで読み解く美術 宮下規久朗
これは毎日抜群の面白さで、
今日のテーマは何だろうと、
新聞を開きながらわくわくします。
虎、カラス、ねずみ、パン、葦……
特にカラー写真のついた「子羊」などの回は、
面白いばかりではなく、
カラーで見せる理由がわかります。
(まあ本当は、いつでもカラーで見たいですが。)
いつか連載が終わったら、
まちがいなく、本になるでしょう。
まちがいなく、わたしは買います。
そのときは、ぜひ、全写真カラーで!!
*上の絵はファン・ダイク「茨の冠」。
右の男が差し出しているのは、
本来は葦の棒であるはずなのだけれど、
ここではガマの穂になっている、
沼地に生える葦もガマも、
汚れた人間世界に生まれたイエスを象徴する、のだそうです!