往年のアイドル女優にして、
アルジェリア系移民の娘であることも広く知られているイザベル・アジャーニ。
今日は、彼女が 2010 年にセザール賞の主演女優賞を獲った作品、
La journée de la jupe (『スカートの日』・2008年)
を見てみました。
彼女は、郊外の<difficile>なリセのフランス語の先生です。
http://www.youtube.com/watch?v=Su7u1F5TZ6w
この映画は、『パリ20区、僕たちのクラス』とほぼ同時期に制作されたのですが、
『20 区』がいわゆる「熱血先生」の話だとすれば、
こちらは、「キレた先生」の物語だと言えるでしょう。
なにしろ、生徒たちを人質に取ってしまうんですから!
この映画については、竹下節子さんの批評がありました。
かつてリセで教えたこともあるそうです。
http://spinou.exblog.jp/11153853
「生粋のフランス人」という表現だけがやや気になりますが、
学ぶことの多い記事です。