2013年9月10日火曜日

Le Petit Lieutenant


今日見たのは、2005年の作品、

Le Petit Lieutenant

です。かつて、『神々と男たち』という映画がありましたが、

http://tomo-524.blogspot.jp/2011/04/des-hommes-et-des-dieux.html

これを撮ったボーヴォワ監督の作品です。

http://www.youtube.com/watch?v=9xyphRWl0uE

ル・アーヴルの警察学校を卒業したアントワーヌは、
家族を離れ、フィアンセとも離れ、
パリの部隊を志願します。
そこで会ったのが、母親ほどの年齢のヴェテラン女性警部。
ナタリー・バイ演じるこの警部は、実は元アル中。
しかも、幼い息子を亡くした経験があります。
そう、生きていれば、ちょうどアントワーヌくらい。
そして事件を追ううち、
アントワーヌに思わぬ凶器が襲い掛かり……

ちょっとキツイところもあるけれど、
落ち着いた、いい映画だと思いました。
わたしの好きなロシュディ・ゼムも、
パリの捜査チームに入っているし。

それにしてもこの監督、1967年生まれなのに、
すでにある種の人生観のようなものがにじんできて、
驚かされます。
熱いハートと冴えた眼。
才能ある監督です。