今日は、先日のトマ・ジルーつながりで、
Raï
を見てみました。
あの『憎しみ』と同じ、1995年の作品です。
http://www.youtube.com/watch?v=jqndEUXf0pQ
これ、タクシー・シリーズの主役、
サミー・ナセリなんですけど、わかりますか?
なんだか、まだあどけない感じですね。
それからこのヒロインの女性、
調べてみたら、なんと pornostar なんだそうです。
(これは porno ではありませんが。)
彼女は、イタリア人の父と、ヴェトナム(か日本)人の母を持っているのですが、
この映画では、アルジェリア系の役です。
まあ、「イタリア人」と言っても、100%ヨーロッパ系とも限りませんが。
笑ったのは冒頭、
サミーを含むワル3人が車に乗っていて、
大声で歌っているのですが、その歌が、
アズナブールの「ラ・ボエーム」。
なんとも「文学」的な「モンマルトル」の歌を、
移民のワルが歌っていると、
歌詞にニュアンスがまったく違って聞こえるのがウケます。
舞台は、ガルジュ=レ=ゴネスにある巨大シテ、
ダム・ブランシュです。