ツタヤで借りて、
『グッド・ライ』
という映画を見てみました。
https://www.youtube.com/watch?v=ShoiDrycTq8
ケニアのキャンプにいたスーダン難民の一部が、
アメリカで受け入れられることになり、
主人公たち4人は、それに選ばれます。
(映画内で、基準は示されません。)
そして、必ずしもアフリカの事情に明るくない人たちが、
彼らの新生活の世話を(仕事として)するのですが、
その中の未婚女性キャリーは、
次第に彼らと心を通わせて……
というお話し。
飽きることなく、最後まで見られました。
で、印象は、さっぱりしてるというか、
さらっとしてるというか。
だからこそ最後まですんなり見られるのですが、
いくつか足りないものがある気もしました。
<以下ネタバレ>
まず、人間ドラマ的にするべく設定された主人公の嘘が、
悪意がないもので、
彼の人間性の屈折を描く材料としては不十分だと感じました。
だから全体に、優等生的。
またキャリーのだらしなさなどや、
怠惰な工員たちなども、平凡。
アメリカの病なら、もっともっとありそうですが。
もう1つ気になったのが、
「クロコダイル・ダンディ」的な、
文化的ギャップの描き方。
まあ、それはコメディーの素材としてはもってこいでしょうが、
そこには、文明人 vs. 未開人、
という印象が、どうしてもあります。
気を遣っているのはわかるんですが、
それでも、やっぱり、そう感じます。
オチも、
難民の問題の解決には、
何のヒントにもなっていないなあとは感じました。