左右社から、
『花のある遠景』
が出ました。
西江雅之の写真集です。
この、まぎれもない巨人の遺作、
とてもつもない迫力です。
値段(3000円)も安いし、
これはお勧めできます。
「(……)先生の目には、独特な遠さがある。(……)
数々の遠い場所に目をさらしてきたがゆえの、
土地と土地を相対化できる、徹底的に現実的な視線のことだ。
いまいる土地をきちんと相対化し、
全地球的な文脈に置き直せるからこそ、
改めてひとつひとつの土地の持ち味と特異性を見抜くこともできる」
(管啓次郎)
横長の造本も秀逸です。