2021年11月3日水曜日

ジョナタン・コーエン/3

今度は、ジョナタン・コーエンが刑事役の、

『アーミー・オブ・シーブズ』

を(ネトフリで)見てみました。
(「シーブズ」って、thieves です。)


この映画は、
<『アーミー・オブ・ザ・デッド』の前日譚>という位置づけで、
『デッド』でも活躍するらしい金庫破りの達人の、
なぜそのようなものになったのか、
が描かれています。(まあ、一応。)

ポツダム。
マティアスは、「退屈」で「平凡」で「オタク」な生活を送っていた。
そこに現れたの魅力的な女性、グウェンドリン。
彼女は彼の金庫破りの腕を見込んで、
強盗仲間に引き入れに来たのだ。
そして彼は、お金よりも、
仕事そのものに魅了されてゆく。
伝説の金庫作りである、ハンス・ワグナーの作品を、
順に3つ攻略しようというのだ。
これを破れば、
自分もまた伝説になれる……

で、ジョナタン・コーエンは、
この強盗団を追い続けているインターポールの刑事。
基本英語でしゃべりますが、
ときにフランス語も。

エンタメとしては、
それなりにおもしろかったです。
金庫破りなら単純にスリリングだし、
人が死んだりしないので安心だし、
そしてやっぱり、
マティアスやグウェンドリンに魅力があるのが大きいです。
グウェンドリンを演じているのは、
『ワイ・スピ』にも出ているナタリー・エマニュエル。
彼女はイギリス人ですが、
母親はドミニカ人とイギリス人を、
父親はセント・ルシア人とイギリス人を、
両親に持っていたようです。

で、おもしろいんですが、
まあ、ラストあたり、
ちょっと違和感もなくはないです。
でもそうしないと、
次作との繋がりが悪い、
ということでしょうか?