2023年2月18日土曜日

『グッバイ・クルエル・ワールド』

『セトウツミ』の大森立嗣監督の、
去年9月に公開された新作、

『グッバイ・クルエル・ワールド』

を見てみました。(アマプラ)


なかなかおもしろい。
わたしの好きなタイプの映画です。
物語的にも、
そして何より音楽から、
ブラックスプロイテーション映画を強く意識しているのが分かります。
もちろんそれは、表面上は、
タランティーノ的、と言ってもいいかもしれませんが、
劇中何度も流れるボビー・ウーマックは、
ブラックスプロイテーション映画の代表作の1つ、
『110番交差点』の主題歌を作っているわけですから。

西島秀俊は、
もちろんいい俳優だと思いますが、
今回は、特筆するというほどではないかも。
むしろ、彼の元舎弟役を演じた奥野瑛太の迫力はすさまじかったです。
お金に執着する風俗嬢、玉城ティナもよかった。
(ちょっと、ハーレークインみたい。
日本のマーゴット・ロビーになれるかも!)
中途半端にやさぐれた刑事役の、大森南朋も。
『楽園』にも出ていた片岡礼子も。