2008年11月19日水曜日

旅情


今日の東京はいい天気でした。やっぱり、気持ちのいいものですね。

昨日は、クルマを大学に「お泊り」させたので、今日は電車で大学へ。といっても、実は授業はなく、ただ雑用たくさん&会議のためです。

大学について資料室(という名のたまり場)でグズグズしていると、ハプスブルグ家が専門のドイツ語の先生がいらして、

「あ、いたいた。キヨオカ君さあ、12月6日の土曜日空いてるよね?」
「6日?」
「空いてるでしょ? じゃあ決まりね。事務のほうには報告しとくから。じゃ!」

と、電光石火、「6日」の仕事を引き受けていました。なんと、その日に駿河台校舎で開かれる、「留学生・日本語スピーチ・コンテスト」の審査員です。(わたしでいいんでしょうか……?)


でもこれは、イベントそのものが楽しそう。なんとか、厳正なる審査を心がけます! みなさんも、お時間がありましたら、どうぞご参加くださいませ。

さてその後は、波戸岡さんとランチへ。

「今日は外行ってみましょうか?」

ということで、外に行ってみることに。(C'est pour la première fois !)実はわたしは、同じキャンパス内にありながら、農学部のほうは行ったことがありませんでした。で、初めて見る温室や実験室を縫うように歩き、やがて裏門(?)から外へ。ポカポカの道をちょっと歩くとスーパーがあり、その正面を走るやや太い道沿いに、ポツポツとお店の影が。

とはいえ選択肢はラーメン屋と焼肉屋の2つしかなく、今日は前者に。(昨日、健康診断の成績表(と書いてあるんです!)が帰ってきたことと、まったく無縁とは言えません。)

白木のカウンターだけの、明るい店内。街のラーメン屋さんとしては、こざっぱりしています。ああ、なんとなく旅情を感じます。初めてのラーメン屋さんて、そうですよね? 

で、昨日の「特別講演」の話から始まり、「ポストモダン的状況(ほら、例の「大きな物語」が終わった時代、ということですね。)」で書かれる小説が、それでもやっぱりある「感動」みたいなものを突いていこうとすること、について話しました。(というか、教わりました。)

なんだか、こんなオジサンな歳になっているのに、わからないことが多いです。というか、わからないことばかりです。わかるのは…… 例の「東京詩」を調べて、なんだかそれとは直接関係ない詩もどんどん読んでいるとき、楽しいなあ、と思うということだけ。だから、そういう方向に行っていたいなあ、とは思います。(フランス語関係の仕事は、幸い振られることがあるので、これも続けるつもりです。)

午後は、雑用をてきぱき(?)こなし、6時からの会議に向かいました。でその会議が終わったのが9時! おそ! でももう慣れましたね。

ではみなさん、明日も元気で!