四方田犬彦さんの新刊、
『テロルと映画 ―スペクタクルとしての暴力』(中公新書)
を読みました。
映画が、これまでどうテロリスムを描いてきたか、
という点から出発して、
その点に関してとりわけとりわけ重要な監督たちの作品について、
スリリングに論じています。
あくまで映画論なんですが、
いわば、映画論と「現代」が出会う地点に焦点を合わせている感じです。
おもしろいし、
教えられるところも多い本です。
この本を読んだ後、
なぜか、去年見たこの映画をまた見てみました。
http://tomo-524.blogspot.jp/2014/04/london-river.html
これは、そのまま『ロンドン・リバー』というタイトルで、
日本版も出ているのですね。
やはり、とてもいい映画だと思いました。