モントリオールを舞台にしたフランス語のドラマ、
『アウトブレイク』(2020)
です。
アマプラです。
(映画の方じゃありません。)
これ、オリジナル・タイトルは
Épidémie(伝染病、感染)
です。
主人公のアンヌ=マリは、
感染症などを扱う研究所の所長。
彼女の夫は医師で、
同僚と浮気中。
(この同僚の女性がなかなかタフで、
他の男とも付き合っています。
で、彼に向かって、
「誰と寝ようとわたしの勝手でしょ?」
と言うのです。
仰るとおり。)
そして事の発端はフェレットです。
ウイルスを持っているらしいフェレットが次々と死に、
けれどもその中の何匹かは、
逃げ出したり、
ショップに買い取られたりして、
感染が拡大していくのです。
そしてごく初期に感染が広まっていったのは、
路上生活しているイヌイットたちのコミュニティでした。
彼らは、地元民と微妙な関係にあって……
まだ3話目ですが、
だんだん調子が出てきました。
と同時に、
感染拡大の恐ろしさも高まってきました。
モントリオールを舞台にした映画はいくつもありましたが、
ドラマは初めてなので新鮮です。
ちなみに、話されているのは「ケベックのフランス語」で、
聞き取れない部分もけっこうあります。
鼻母音も、音そのものがはっきり違っています。
ただ……
以前モントリオールで、
パン屋の店員さんと話していたとき、
となりにいたご婦人から、
あなたパリから来たの? フランスのフランス語話すのね?
と言われたことがありますが、
パリはともかく、
わたしたちが日本で学んだのは、
たしかに「フランスのフランス語」なんですね。
そしてそれ以外に、
「ケベックのフランス語」も、
「セネガルのフランス語」も、
「○○のフランス語」も、
いろいろ多種多様なわけですね。
もちろん、
「フランス語」と「フランス」は一致していません。