2008年6月9日月曜日

CD収録~8月号


今日は、8月分のCDの収録日でした。12:30にレナさんとハチ公前で合流。放送の収録の時と違い、今日は渋谷駅近くのスタジオです。
                                               今日のメンバーは、このCDの担当者であるサッチャン、放送編集のシゲピョン、テキスト編集のA子さん、CDの責任者であるT女史、そしてわたしたち2人の、計6人です。(実際の収録が始まると、ミキサーのマッチャンも加わります。)
                                               まずはみんなで、今日の進行を確認。テキストとの齟齬はないか、この説明ではリスナーの方に不親切ではないのか、など、みんなが持ち寄ったことをここでぶつけあいます。そう、時にはこの段階で、一触即発になることも!(大げさだと思いますか? フフフ…… 本当なんです!)でもそれも、みなさんに喜んでもらえるCDを作りたいがためなので、まあ必要なことだと思います。
                                               でこれが終わると、次はお弁当タイム! サッチャンは、いつも色々考えて、変化に富んだお弁当を用意してくれます。ありがとうございます! やはり人間の「やる気」って、食べ物に左右されますよね?(それじゃだめ?)そういえば、前回のお弁当タイムでのこと、食べ終わる直前、お弁当をひっくり返した人がいました。可愛そうにその人は、
                                               「今日はひっくり返さないでよ!」
                                               と、みんなに言われていました。(わたしだけは言いませんでした。なぜでしょう?)
                                               14時。収録の開始です。8月分12課。これを74分に収めるには、1課あたり6分強で済ませなくてはなりません。しかも(細かいことを言えば)、練習問題の解答を言う時間もあるので、実際には、本放送の3分の1程度に圧縮せざるを得ないのです。まあ、わたしやレナさんとしては、放送をそのままCDにしてくれればなあ、という思いもあります。それでも完全な説明とは、もちろん言えませんが。
                                               今日、わたしが最も多く取り直しをさせられたのは、「今日はすごく暑いし、ええ天気やね」という、日本語訳を言うところでした。
                                               「ちがうゆ~てるやろ!」とシゲピョン。「アツイのアぁが強いねん。テンキのキぃと!」
                                               さいでっか! とは言いません。もう1回お願いします! というわけで、3回ほど取り直し、今度はうまくできたな、と思ったら、
                                               「おそっ! もっとはよ言わんと!」
                                               さよか! とも言いません。歯を食いしばって(!)、もう1度挑戦。やっと、
                                               「しゃ~ないなあ。勘弁しといたるわ」
                                               まいど! なんとかクリアーできました。一方、われらがレナさんが苦しんだのは、devoir という動詞の訳でした;
                                               「ナニナニ、ねばねばねば~?」
                                               そんなわけないでしょ! 納豆じゃないんだから! 「ねばならない」です。もう1度!
                                               「ナニナニねばアならない……」
                                               Never ? ちゃいます! もう1度…… でもレナさんの感心するところは、3,4回やれば、どんな日本語でも、必ず上手に言えちゃうところです。
                                               「でもね、放送の最初の頃のヤツは、できれば取り直したいくらい。周りのみんなから、なんでレナあんなに緊張してたの? って言われるんです」
                                               そうこうする内、休憩時間。またもや、サッチャンが用意してくれたお菓子をごちに。ここでは、酒豪A子さんがいつも持っているペットボトルの中身、あれはもしかして? という疑惑が浮上。「まさか! わたしはアル中じゃありません!」 う~ん、わざわざ言うところが……
                                               で、後半。これは珍しくスムーズに進行。ただし最後の63課では、残り時間が怪しくなってきました。そこで、「チッチッチ」というシンキング・タイムのジングルはカットすることに。でも、まったくないのもさびしいので、
                                               「じゃあ、口で言おうかな?」
「先生が?」
「そう。どうかな?」
「いいですね! 手作りっぽくて!」
                                               というわけで、そこはわたしが「チッチッチ」を務めさせていただきました!
                                               そうそう、じゃあ最後に1つだけ。今回の8月号のCDでは、初めて、レナさんの「ノリツッコミ」を聞くことができます。どうぞ、お楽しみに!(そこ、ポイントでしょうか……?)明日は、レナさんの可愛いおばあちゃんの話です!