ラシダ・ブラクニ繋がり第3弾は、
『国家の密謀』
です。
https://www.youtube.com/watch?v=wnkRtJLOWlE
ピガールで起きた殺人事件と、
コンゴ上空で起きた飛行機爆破事件。
この一見かけ離れた2つの事件が、
「国家の密謀」に関わって通じていた、というお話し。
フィルム・ノワール風なところもあり、
ハリウッド的な大ぼら風でもあり。
説明的なシークエンスが連続するところが出てくる程度には、
こみいった話でした。
さてラシダはと言うと、
彼女はアラブ系警察官。
ピガール地区に着任し、
移民系の警官がいてくれると助かるんだよ、
と言われたときは、
でも移民は警官が嫌いですからね、
その名前がサイードでもデュランでも、
と答えます。
骨があります。
また別の場面で、
彼女が歩道にクルマをとめて、
黒幕の女性に事情を聴こうとすると、
あなた、ここはbanlieue じゃないのよ、そんなとこ停めて、
と嫌味を言われたり。
印象に残ったのは、彼女の髪型。
ポニーテールにして、
きゅっと引っ張って入るんですが、
結び目より先は、
カールしてるんですね。
『シェバ・ルイーザ』のときは、
オフィスでは、この部分もストレートでした。
そしてステージで歌うときは、
ぜんぶカール。
まあ、今回は、
ジーパンにボマージャケットですから、
ぜんぶストレートは合わないかもしれませんが。
アラブ女性の、いわばグラデーションのようなものを、
演じ分けているんでしょうね。