2020年8月25日火曜日

息子は

 


PSG、残念でしたね……

ああいう感じで点が入らなくて、

まさか 0 - 1 で負けるパターンじゃないでしょうね?

と思っていましたが……、思うんじゃなかった!!

(それにしても、コマンにやられたっていうのは、

ちょっとしみじみ……)


で今日は、Histoires d'une nation の第3部を見たんですが、

そこに、スマイルというアルジェリア系(Kabyleです)の男性が出てきました。

彼は、1953年、

(つまり『ゴジラ』の年ですね)

仕事を求めてアルジェリアからパリにやってきます。

そして翌54年には、あのピエール神父のメッセージ、

路上で寝ている移民を放置していいのか?

というメッセージが出て、

多くの移民たちが屋根の下に移れたわけですが、

このスマイル青年は、この時点でもまだ、

セーヌ=サン=ドニの、

今で言えばスタッド・ドゥ・フランスのすぐ近くの工事現場で、

働きそして寝泊まりしていました。

そして、

「彼はその時、44年後、

彼の息子がスタッド・ドゥ・フランスで、

フランスを優勝に導くことをまだ知らなかった」

そう、彼の名は、

スマイル・ジダンです。


彼はこの後、

あの61年のアルジェリア移民虐殺を経て、

翌年マルセイユに移り、その後、

独立を果たした祖国に帰ろうとするのですが、

マルセイユで出会った女性と恋に落ち、

マルセイユに留まることにしたのですね。


そうそう、映画の中では、

やさしげな、

髪が完全に真っ白な男性がインタヴューを受けていました。

カルムイク人の父親と、

アルメニア人の母親を持っているこの男性は、

ユーリ・ジョルカエフの父親でした。

(画像の、上段・左端です。)