2020年8月16日日曜日

『家族を想うとき』

 『わたしは、ダニエル・ブレイク』で引退すると言っていたケン・ローチ監督。

けれどもその後引退宣言を撤回して撮った

『家族を想うとき』

を、見てみました。

https://longride.jp/kazoku/

舞台は、『ダニエル・ブレイク』を同じニューカッスル。

宅配業の父親、介護職の母親、

不登校の息子と、まだあどけない娘。

彼らを、この社会のゆがみが、

おそろしい酷薄さで飲み込んでしまいます。


こんなに見ているのがつらい映画は珍しい。

そして、これほどの傑作も珍しい。

ケン・ローチ監督の作品はたくさん見てきて、

好きな作品も多いですが、

今回は、ちょっと別格かも。