というわけで、町田の古本屋さん、行ってきました。予定外の本をいくつか購入。ま、古本屋さんに行くっていうのは、「予定外」を期待してるわけなので、よかったです。(それはフツーの本屋さんでも同じですけど。)
今はインターネットという強い味方がありますけど、わたしが学生の頃は、なにか調べようと思ったらまず図書館。それから本屋、そして古本屋、というのが、1つの流れでした。東京で古本屋というと、神田、という印象が強いかもしれませんが、わたしがよく行ったのは、早稲田の古本屋街です。(早稲田の学生ではなかったんですけどね。)もちろん神田にも行きましたが、当時は、明らかに馬場のほうが安かったです。
まず高田馬場まで行って、そこからあっちこっち見ながら買いながら、早稲田まで歩きます。で、いいかげん疲れたところでバスに乗り、結局また高田馬場まで戻ってくる…… そういうパターンを、何度繰り返したかしれません。(帰りは本が増えて重いので、ついバスなんですね。)
今回は、なんとなくネットの古書店を見ていたら、その町田の古書店が充実していそうだったので、それならちょっとのぞいてみようかな、と思ったのでした。
それにしても、古本屋の雰囲気と言うのは、今も昔もかわりませんねえ。学生時代に目にした本もけっこうあって、余計その感が強くなりました。「荒地出版会」発行の、鮎川信夫詩集もありました。
古本屋さんが面白いのは、なんというか、時代が圧縮されているからなんでしょう。(しかも図書館と違って、買うことができるし。)今年出た本が、50年前に出た本とフツーに並んでいるんですから。探せば、戦前の本だって、もちろんあるでしょう。
今の学生諸君は、まあ最初はネットだとして、その後はどうしてるんでしょう? 図書館、ちゃんと利用してるでしょうか? そしてたまには、古本屋さんも物色するのでしょうか?(意外に、面白いですよ!)