みなさん、アメリカ(合衆国)、好きですか?
今日、ABCニュースのナイトラインを見ました。もちろん、民主党の党大会は、どんな雰囲気だったかな~、と思って。クリントン夫妻、もう割り切って盛り上げ役を引き受けたように見えました。(もちろんわたしはド素人なので、その点をおふくみおきください。)
でやっぱり、黒人が正式に大統領候補者になるっていうのは、かなり大きな事件だと受け止められているようでした。たしかに、人種隔離政策は、そんなに昔のことじゃないですものね。まだヒラリーと争っていた最初の頃、意外にも黒人票が伸びない時期がありましたが、その理由が、年長の黒人層の「どうせムリ」という諦め感にあったというのも、だいぶ前ですがどこかで読みました。
(そういえば、100メートルを10秒以下で走った人類は全員黒人だと、オリンピック中に言ってましたねえ。また別の時には、黒人に向かってだけ「身体能力が高い」という表現を使うのは、逆差別ではないのか、という意見もありました。)
そうそう、これはつい最近見かけた小話。メキシコで反米デモがあり、その大きなプラカードには、「ヤンキー、ゴーホーム!」と書いてある。けれどもその同じプラカードの裏には、小さな文字で、「わたしも連れてって」と書いてある、というんです!
つまりこれ、アメリカに対する相矛盾する感情を表している、というわけです。う~ん、うまい小話ですこと!
もしもアメリカ音楽と、アメリカ映画と、MLBがなくなったら、これはずいぶんとさびしいでしょう。かといって、世界中が「アメリカ」になったり、市場原理万能主義だけが真理だということになったりするのは、ちょっと遠慮しときたいです。それにまあ、色んな歴史的事実もあるし。
でもそうなると、そもそも「国」ってなに、ていう話になっちまいますねえ。
吉本隆明が、「国」についてこう言ってました。歴史の途中で、必要に応じて作られたものは、必要がなくなれば、当然消えてなくなるべき。もし人類の平等を本気で目指すなら、「国」を捨てることが前提になるはず。
たしかに、外務省にいる知り合いは、二言目には「国益が……」と言い出します。その先に、人類の平等はありえないですよね。
おお、今日はなんだかマジメでした! ま、たまにはね!