2024年8月15日木曜日

『座頭市血笑旅』

今日は第8作、

『座頭市血笑旅』

を見てみました。
監督は、第1作『座頭市物語』、
そして『地獄旅』や『血煙り街道』の、三隅研次です。
考えてみればこれら3作は、みな傑作です。

今回の作品は、
座頭市と間違われて殺された母親が残した赤ん坊を、
父親のところに届ける、という物語です。
もちろん座頭市には、彼の命を狙うものたちが襲い掛かります。
ただそれと並行して、
座頭市の、今までほとんど見せたことのなかった、
赤ん坊への愛情が描かれてゆきます。
赤ん坊との交流の中で、
「こんなに幸せだったことはなかった」
とさえ、彼は言うのです。
ちょっとした「セイブ・ザ・キャット」どころではないのです。

映画は、よくできていました。
わたしには、やはり、池広監督より、
三隅研次の方が遥かにいいと感じられます。
座頭市もまだやめませんが、
三隅研次の作品も見てゆきたいと思います。
今まで、この辺の日本映画はあまり見ていないので、
勉強になります。
今年の夏休みのテーマはこれかな!?
(まあ、フラ語本の仕事も毎日やってますけど!)