2024年8月15日木曜日

『眠狂四郎 女妖剣』

KADOKAWAチャンネル(2週間のお試し中)にあった、
池広一夫の作品、

『眠狂四郎 女妖剣』(1964、10月)

を見てみました。
主演は市川雷蔵。
久保菜穂子にとっては、昨日見た『座頭市あばれ凧』(わずか3ヶ月前)の、
次回作ということになります。
今回はキリシタンの「聖女」なので、
役柄はずいぶん違いますが。

結論から言うなら、
B級、という感じでした。
「無頼の徒」というアイデンティティを生きる狂四郎には、
これといった屈折が感じられません。
池広監督得意の血飛沫は何度かありますが、
別にどうということはありません。
そして今作は、いわゆる「エロ」場面が満載です。
まあ64年ですから、映像的にはなんてことはないですが。

というわけで、やはり「エンタメ」を撮る監督なんだなと感じました。