2016年8月23日火曜日

『ザ・キャピタル』

コスタ=ガブラス監督の作品を見たいと思って、
モロッコ系ユダヤ人として知られるガド・エルマレ、
彼が主演した「ポリティカル・サスペンス」映画、

『ザ・キャピタル』

を見てみました。
原題は Le Capital で、
これはフランス語では、『資本論』と同じタイトルです。
(英語は Capital)

https://www.youtube.com/watch?v=jTIHYcG6lLs

グローバル金融業を舞台に、
策略と、駆け引きと、金と……思想の対立、
が描かれます。

フランスは、基本的には、
(反アメリカ主義というニュアンスもありましたが)
反グローバリズムの立場でした。
が、サルコジ以降、
それもずいぶん変わってしまったわけですが。

前半に登場する銀行マンたちには、
まだそうしたメンタリティーが残っている人たちがいて、
やはりそこは、アメリカとの違いなんだろうと感じました。

日本にも、グローバリズムを正面から扱った映画って、
あるのでしょうか?

(日本語字幕版で見たのですが、
あまりに意訳! と感じる部分がありました。
こういうのを見ちゃうと、
自分の知らない言葉が使われている映画を字幕版で見て、
もちろん見ること自体はいいのですが、
それについてなにかコメントを書いたりするのは、
怖くなります。)