備忘として。
主役の侯爵を演じるマルセル・ダリオについて。
・アラブ人役が多い俳優。
実生活ではユダヤ系。
・この侯爵の母親は、
ユダヤ系で、金融業を営むローゼンタール家の出であると語られる。
(字幕では、この固有名詞が略されている。)
つまり、
ユダヤ系俳優がユダヤ系貴族を演じていることになる。
・ダリオのルックスは、
従来フランス映画で貴族を演じてきた俳優たちとはやや違う。
・Entrée des artistes (1938)では、
「典型的なユダヤ人」を演じていたが、
ドイツ占領の結果、
彼が登場していた場面はすべて、
非ユダヤ人俳優によって取り直しになった。
(これはwiki情報)
・なんと、Les Aventures de Rabbi Jacob の、
ラビ・ジャコブ役は、彼でした。
(気づかなかった!)