ヴァンサン・ランドンとレダ・カテブが出ているというので、
これは見なくてはと思って見始めたのは、
Les Chevaliers blancs (2015)
です。
https://www.youtube.com/watch?v=N5nvxDEqX0Y
「白い騎士」ないし「白人の騎士」というタイトル、
そして、アフリカの戦災孤児を救い出しに行くという内容から、
白人中心主義のエンタメだったらいやだなあと思っていたのですが、
なんともいえず消化不良な感じの残る映画でした。
実はこれ、2007年にあった、
「ゾエの箱舟」事件に取材しています。
http://www.afpbb.com/articles/-/2343407?pid=2571150
つまり、フランスのNGO団体が、
ダルフール当たりの戦災孤児をフランスに連れ帰り、
養子を欲しがっている家庭に託そうとする話です。
ただ映画でも、孤児たちを連れてくる際は、
NGOが建てた孤児院で預かると嘘をつき、
ある朝、逃げるように旅立とうとします。
現実の事件では、
子どもたちは孤児ではなく、
ダルフールではなくチャド人でした。
どうも、うさんくさい事件で、
それを映画にするのもどうなのかとも思いますが。
消化不良感の残る作品でした。