あるエッセイを読んでいたら出てきて、
「陸軍の内情は、
やっぱり軍隊経験のあるスタッフが作ったこれを見ればわかる」
的なことが書かれていたので、見てみました。
『兵隊やくざ』(1965)
このシリーズにしろ、『座頭市』にしろ、
むかしむかし、テレビの深夜放送よく見ました。
(たしか、8インチくらいの小さなテレビを買ってもらったので、
特に夏休みなどは、
「スパイ大作戦」やら「スパイのライセンス」やら、
よく見てました。
「トム・ジョーンズ&エンゲルベルト・フンパーディンク・ショー」とかも。)
陸軍は、まあ、とにかくよく殴る。
不条理で、暴力が序列を作る。
好きにはなれませんね。
軍の内情は、いろんな小説を通しても書かれていて、
基本的は同じです。
ただこの映画では、主人公が「痛快」なので、
その不条理さがどこか間接的に伝わってきますが。
一方映画としては、浪花節ですが、
緩むところもなく、おもしろかったです。