2021年5月11日火曜日

あと1年

フランスの大統領選挙まで、あと1年ほどになりました。
で、
決選投票に、
もしマクロンとマリーヌ・ルペンが残った場合、
少なくとも 60%の警官が、
マリーヌに投票するとつもりだというアンケート結果が出たようです。


このアンケートは、
2人が決選投票に進んだ場合、
という条件で意見を聞いているわけですが、
2週間ほど前に読んだ記事でも、
実際この2人が決戦に残るだろうというアンケート結果でした。
ただ、決戦では、
マクロンが勝つ、とされていましたが。

前回の大統領選では、
いわば「ルペン包囲網」が形成され、
彼女はマクロンに大敗したわけです。
でも……
その後、マクロンの人気は落ちてゆきました。
経済右翼でも、
文化左翼だからまだいいか、
と思っていた左翼派も、
とりわけイスラムに対するマクロンの強硬姿勢に、
だんだん離れていった、と言われています。
そしてそこに、
対コロナの失敗が重なったわけです。
こうなると、
以前のような過激な言動は慎み、
反グローバリズムを掲げたマリーヌが、
一定の支持を受けるのはむしろ当然なのかもしれません。
実際田舎に行くと、イデオロギーではなく、
自分たちの近くにいると感じられるマリーヌに入れる、
という人はかなりいると聞きます。

とはいえ、もし、
ほんとにマリーヌが勝つようなことがあったら……

(まあ、
ツイッターのアカウントが停止されるような人が大統領だった国も、
壊れたロボットが首相の国もあるので、
なにが起きてももう驚きませんが。)