2021年5月27日木曜日

ルワンダ

マクロン大統領が、
<ルワンダ虐殺にフランスが関わっていた>
ことを認めた、というニュース。



これが「一歩前進」なのは間違いないでしょう。
(今後の展開は、まだ分かりませんが。)

ルワンダと言って思い出される映画は、日本では、

『ホテル・ルワンダ』
『ルワンダの涙』

この2本なのでしょう。
ただ残念ながら……

『世界中のアフリカに行こう』というオムニバス本があります。
これはかなりおもしろい本なのですが、
以前刊行記念イヴェントで、
この本に参加した著者たちの話を聞く機会がありました。


その時、
コンゴ人の研究者、ムンシさんが、
「『ホテル・ルワンダ』はウソだ」
と強く言っていました。
彼の話は信じられると感じました。
また、『ルワンダの涙』のほうは、
これは曖昧な記憶ですが、
オリエンタリズムむき出しの、
白人観客向けに作られた映画だったと思います。
なので、
ルワンダの話をする機会があっても、
この2作にはあえて触れず、
ルワンダ出身で、今はカナダにいる歌手、
コルネイユのことを話したりします。
彼の両親は、「ルワンダ虐殺」で亡くなっています。
この歌などは、その経験が色濃く反映していると思います。