『ブルーズド ~打ちのめされても』(2021)
を見てみました。
総合格闘家としてな華々しくデビューした後、
幼い一人息子と引き離された傷心の中で惨敗し、
今は家政婦として働いているジャッキー。
彼女のパートナー兼マネージャーは、
仕事もしない飲んだくれで、
DV男でもあります。
(なぜこんな男と付き合い続けてきたのか、
それは彼女の悲惨だった子ども時代と関係がありそうです。)
そんな中、
このパートナーが、無理矢理彼女をあるファイト・クラブに連れ出し、
そこで戦うように仕向けます。
そしてその戦いぶりを見かけたあるプロモーターが、
彼女に接近し、復帰の話を持ちかけます。
乗り気じゃない彼女でしたが、
ちょうどそのタイミングで、
幼い息子が戻ってきました。
彼の父親が死んだのです。
ジャッキーは、復帰を決意します……
まあ、よくある話と言えばそれまでですが、
ハル・ベリーはまさにブルーズド(あざをつけられた)で、
ファイトのシーンもそれなりに緊迫感があり、
エンタメとしてはおもしろかったと思います。
彼女のセクシャリティーの揺らぎも、
意外な感じで挿入され、
そこはうまく効果を発揮していたと思います。
ハル・ベリーにしても、
シャーリーズ・セロンにしても、
役の幅が広くて感心します。