『きらきらしてる』(2010)
があります。
パリに行って、
この映画のロケ地をしらみつぶしに回ったのが、いい思い出です。
(結局、論文にはならなかったんですが。)
で、この映画で、
ユダヤ人一家の父親役を演じていたのが、
ダニエル・コーエンです。
この彼が監督した映画が、アマプラにあったので、
見てみました。
(日本では、劇場未公開)
『誰かの幸せ』(2020)Le Bonheur des uns...
この映画、出演者は豪華で、
ベレニス・ベジョ、
ヴァンサン・カッセル、
フランソワ・ダミアン、
などが出ています。
みんな主役級ですね。
話は単純で、
まず2組のカップルがいます。
で、その一方の女性レアは、
モール内の洋服屋さんの販売員で、
カレシからも、もう一方のカップルの女性からも、
「下」に見られ、
「下」にいる存在として可愛がられています。
けれどもレアは、小説を書き、
それが大手で出版されたばかりでなく、
大ヒットとなり、
時の人となっていくのです。
レアはいい性格なので、
彼女自身は変わらないのですが、
周りはそうはいきません。
「下」にいたはずのレアが、
突如手が届かないくらい「上」に行ってしまったからです……
映画としては、50点。
見ても見なくてもいい感じ。
レア以外の人物は戯画的で、
まあ言ってしまえば、あまり興味が湧かない人たちです。
一方レア自身はと言うと、
あまりにお人好し、というか、
甘ちゃんというか。
じれったいです。
しかもラストも、中途半端。
途中の会話場面も長すぎる……。
というわけで、やっぱり、
50点が精一杯、かな。
豪華俳優がもったいなかったです。