2023年3月23日木曜日

Lucifer

ネトフリのドラマ、

『Lucifer』

やっと見終わりました。
たぶん、今まで見たドラマで1番長かったんじゃないでしょうか?
6シーズンまであり、
それぞれが10話以上、
それぞれが1時間ほど。
ぜんぶで何時間かは数えたくありません!


Lucifer=悪魔 が地上にやって来たという設定の物語です。
この悪魔は、元天使。
ただ父親(=神)から天界を追われ、
(まあそれには事情があったのですが)
そのまま地獄の王となりました。
その彼が、父親の命令に背き、
地上にやって来たのです。
ここには、「偉大な父親に反抗する息子」のテーマがはっきり現れています。
しかも父親は神なので、
これはもう究極の「偉大な父親」です。

Lucifer は陽気で、酒と女か好きで、楽しいヤツです。
彼には、相手の本当の欲望を聞き出す特殊能力があり、
やがて、警察の民間顧問となり、
女性刑事クロエと組んで事件解決に当たり始めます。
ドラマ的に言えば、
この各回の事件が横糸で、
Luciferと神、あるいはクロエ、
あるいはLuciferの兄のアメナディエル(もちろん天使)、
セラピストのリンダ、
クロエの同僚のダンやエラ、
そしてLucifer を守ろうとする魔物(demon)である女性戦士メイズ、
たちそれぞれの、
そしてその関係の、
変化と深化が、縦糸だと言えるでしょう。

Luciferとクロエは美男美女で、
その点では古典的な作りです。
二人のクロースアップも多いと感じます。

そしてシリーズ4からは、
ネトフリの制作に変わり、
そこから明らかにトーンの変化があります。
より「ドラマチック」になり、
現代的な要素もより多く取り入れられるようになります。
1つだけネタバレするなら、
やがて、イヴやアダムも登場します。
ただしこのイヴは、
アダムに見切りを付けていて、
新たなパートナーを地上で探すことになります。
そして、この人類最初の女性が選んだのは……

あまりに長いので、
オススメすることはしませんが、
でも、最後まで見ちゃう程度には、おもしろかったです。