『西部戦線異状なし』
を見てみました。
(オスカー発表の前です。)
これは、1930年の同名作品のリメイク。
(というか、レマルクの原作小説が同じ。)
第一次大戦の、終わりの1年半ほどが時間的舞台です。
ヨーロッパで1700万人が死んだ、
今も深く傷跡が残る戦争。
ドイツの暢気なワカモノが、
なんなら数週間でパリに行ける!
みたいなノリで志願兵となりますが、
到着した西部戦線は地獄だった……
この映画、
オスカーを獲ったから言うんじゃないですが、
音楽、というか、音響がとても印象的でした。
なんというか、今まで聞いたことがないような響き。
ゆがんだ、単純な音が、
冷たい大地を震わせます。
(予告編には出てきてません。)
また、1930年版との細かな異同はいろいろあるのでしょうが、
1つ目立ったのは、
ラストの扱いです。
ネタバレになりそうなので控えますが、
この新版は、韓国映画の『高地戦』を彷彿とさせました。
それにしても、
こんなひどい戦争をした数十年後に、
もう一度大戦争を始めた人類って……
(そして今日も……)