2020年3月1日日曜日

『ザ・メイヤー 特別市民』

クァク・ドウォン出演の政治ドラマ、

『ザ・メイヤー 特別市民』(2017)

を見てみました。

https://www.youtube.com/watch?v=Kb2bfA1VqyE

これは、ソウル市長選挙を舞台に、
各陣営同士の駆け引き、
そして陣営内の軋轢などを描いています。
見ていて飽きず、
最後まで観客を引っ張ってゆく力は十分にある作品でした。
ある種のオープン・エンドであり、
見終わった直後は、もう少し見せて、
という気もしたのですが、
まあ、全部の筋にオチを付けるのがいいわけでもないので、
今は、これでいいのかなという気もしています。

なにかこう、
すごく深さがあるというわけでもなく、
日本でもよく見られる「現実主義」
(いつまでも青いこと言ってんじゃねえぞ的なもの)
が中心にあります。
そういう意味ではエンタメの範疇に入ると思います。

ただ、日本映画で、
たとえば都知事選を舞台にしたフィクションはないようです。
あってもよかったはずですが、
これはもう端的に、
作る側も見る側も、
そうした映画を望んでこなかったということなのでしょう……