2022年3月21日月曜日

その本は


               (サクラ、買ってみました。)

今日、近所のマルゼンで散歩していた時のこと。
「日本現代文学」の長い棚をつらつら見ていると、
「こんにちは!」
と声をかけられました。
見ると、小柄なおじさんで、
知り合いではなさそうです。
「何かお探しですか?」
と訊くので、ちょっとなんだか分からず、
「まあ、適当に」
などと答えると、
「これなんかどうです?」
とある1冊を指さします。
「わたしの本なんです。みなさんに読んで欲しくて」
やっと分かりました、そういうことなんですね。
「小説ですか?」
「はい」
「どんな?」
「山と、教師と、恋愛も」
「いいですね。出版、おめでとうございます」
「ありがとうございます」
で見せてもらうと、
これがなかなかぶ厚い本で、
聞けば「共同出版」
(=著者と出版社が費用を分担する)
なのだそうです。

ちょっとしたハプニングでおもしろかったです。
申し訳ないけれど、
買うところまではいきませんでしたが!