『ブラック・クラブ』(2022)
を見てみました。
(「クラブ」は「蟹」のほうです。)
よかったです。
戦時下、
娘をさらわれた母親=兵士が、
軍に呼び出されます。
きわめて劣勢な中、
起死回生の作戦があると。
ただそれは不可能に見える……
けれども上官は彼女に言うのです、
その作戦が上手くいけば、
娘に会えると……
この映画のなにがよかったのか。
まず、「強い女性像」の描き方が、
バランスが取れていること。
単に暴力的に強いというのではなく、
それもありつつ、精神的にもかなりタフ。
判断力もある。
感情も深い。
なかなかよく描かれていると思いました。
そして第二点目が、
これはあくまで結果でしょうけれど、
今、ウクライナにいるロシア兵の心情が重なって見えることです。
これは正義なのか……
構成的にも、ゆるむところがなく、
緊密にできていました。
主演は、ノオミ・ラパス。
彼女は『クロース:孤独なボディーガード』に出ていました。
また、彼女が配属されたチームのメンバーには、
ダール・サリムがいて、彼はこのドラマの主役でした。