2022年3月9日水曜日

浜口稔先生、最終講義

今日、わたしが所属している、
理工学部の総合文化教室の先輩教員である、
浜口稔先生の最終講義がありました。
琉球大学から都立大の大学院に進まれ、
チョムスキーの言語学を中心に研究され、
琉球文化、アイヌ文化にも造詣が深く、
詩集、翻訳、評論なども執筆されているという、
もう、かなり守備範囲の広い先生です。
で、
こんな風に書くとガチガチの研究者が想像されるかもしれませんが、
ご本人はまったくちがいます。
まず、ダジャレ好き。
これは決してオヤジギャグではなく、
なんというか、
言語学者のギャグです。
そしてまた、
とても人を和ませる話し方をされるんですが、
これはなかなか真似できません。
天性のものです。
うらやましい。

一度先生に、
琉球語版『吾輩は猫である』を見せてもらったことがあります。
ま~ったくわからないのです、当たり前ですが。
琉球語は、母音が3つ(エ、ア、ウ)だそうです。
わかります?
これ、よくある母音表(台形のやつ)の、
左上、下、右上、なんです。
これが、音の核だそうです。

もっといろいろ教えて欲しかったですが……
まずは、お疲れさまでした。
そしてありがとうございました。

(教えて頂いてまだ見ていない『ゴールデン・カムイ』、
必ず見ます。)

(アウトプット、続いてます。)