2020年4月13日月曜日

『守護教師』

マ・ドンソクは人気者ですが、
わたしも好きです。
極端にマッチョな体型と、
あの風貌のアンバランスな感じが、
見ているだけで微笑ましい(?)というか。
どんなチョイ役でも、
すごく目立つし。

で、彼が主演した

『守護教師』(2019)

を見てみました。

https://www.youtube.com/watch?v=LwFZ4NDmfAk&t=23s

マ・ドンソク演じる、
元東洋チャンピオンのボクサーだった男が、
田舎の体育教師の仕事にありつき、
その町に引っ越します。
するとそこでは、
まさに彼が赴任した女子高校の生徒が一人、
行方不明になっています。
選挙中にスキャンダルになるのを恐れ、
学校も警察も動かない中、
その少女の親友と、
もちろんわれらがマ・ドンソクが、
その「事件」を追う……というお話です。

まあなんと言うか、「小さな」映画で、
とりたててどうということなないんですが、
それなりにちゃんと構図もあるし、
なんといっても「動き」があって、
最後までスムーズに見られました。
突っ込みどころもあるけれど、
まあ、マ・ドンソクが好きなら、
十分OKなんじゃないでしょうか。
(もちろん、
『犯罪都市』
のときのインパクトにはだいぶ負けますが。)

ひとつ、ちょっと残念だったのは、
最初とても「生意気」でいい感じだった少女が、
途中から、
ただ守られるだけの存在になってしまったこと。
前半の流れなら、
ここで行動に出るだろう、
というところで、
委縮して動けないのです。
ほんとは女は弱い……という、
「男性」的願望が透けて見えた気がしました。
(そのほうが、
「守護」教師になるには好都合、
という事情もあるでしょうが、
そもそもその事情が、ね。)