https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2020107041SA000/index.html?fbclid=IwAR0FG7KDqG-VCW-qg5QndQWp-5-tydcn7UU0nzTyZI5QYqRNKlJ0_W0ErKM
の中で、
五箇公一先生はかく語りき。
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(今回の新型コロナの遠因は)気候変動ですよね。
それを引き起こしているのは巨視的にみれば、
南北格差から始まる経済格差を埋めようとする中での工業発展という、
そういったものが途上国でものすごい勢いで、
その速度がかつての先進国以上に速い速度で起きていると。
そうすると
"生物多様性のホットスポット"と言われるエリアの真ん中で
そういうことが起こってしまう。
だから開発と破壊、森林伐採そういったものが急速に進む中では、
そこに閉じ込められていたウイルスたちが、
新たな住処として人間という住処を得て、
それが北と南がつながることで北の人口密集地に入り込むという図式が、
1980年代以降からずっと続いているわけですよね。
気候変動を起こしている開発とそういったグローバル化というものに、
実はウイルスがすごい勢いで便乗しているという状況がある。
"南の人達が森を切らなくてもいいようにするにはどうしたらいいか"
というのが大きな課題なんだけど、
いまだそこのゴールには到底たどりつかない。
そのしっぺ返しとして感染症の問題も起こっている。
こういったウイルスのような喫緊のクライシスに対しては、
当然科学技術で立ち向かわざるをえない。
やっぱり新薬の開発ですよね。
そういったとこに期待していかなきゃいけない一方で、
長期的に見ると、
こういったクライシスを繰り返さないためには、
自然共生という極端なライフスタイルの変換といったものを
考えていかなきゃいけない。
要は本当に我々は
手を出してはいけないところまで自然に対して侵食を果たしてしまったがために、
こういった問題が起きていると。
その中からこういったウイルスや、
あるいはそういった汚染といった問題が、
人間社会にリスクとして降ってくるという。
その悪循環を絶つためには、
そもそも自然の摂理に準じた自然共生っていう生き物は何かっていう議論を
いまから始めないと持続性が保てないだろうということですよね。
このままいくと本当に
人間社会はもう崩壊しか筋道がなくなってしまうと
それくらい深刻に受け止めなきゃいけないっていうことが、
ようやくこの今回のコロナウイルスが教えてくれている気がするんですね。
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からコピペさせて頂きました。