先日見た『オーケストラ・クラス』も、
パリを舞台とした音楽映画でしたが、
もう1本、
パリの音楽映画を見てみました。
『パリに見出されたピアニスト』(2018)
です。
(なんだか凝った邦題ですが、
原題はシンプルに Au bout des doigts。
「指先に」なんでしょうけれど、
au bout du doigt と言うのとは違って、
「指」が複数なんですね。)
https://www.youtube.com/watch?v=tpanfgQ9Tpg
パリの郊外のワカモノが、
ある時、パリの北駅で、
いわゆる「駅ピアノ」を弾いていると、
それを聞いたパリのコンセルヴァトワールの先生がその才能に驚き、
本物のピアニストに育て上げようとする、
というお話です。
北駅、というところが、
「郊外」感があるわけですね。
(映画の中で、バイクで送ろうか?
と主人公が訊かれる場面。
字幕では、
「地下鉄で帰る」
と答えているのですが、
フランス語では、RERで帰る、と答えています。
郊外なんですね。)
で、すごく細かいことを言うなら、
この駅が先生の生活圏にあるとは思えないんですけどね。
メインの曲は、
ラフマニノフのピアノコンチェルトの2番・第一楽章です。
もちろん名曲です。
(All by myself を聞くと、
つい第二楽章を思い出してしまいますが、
そうでもない?)
映画としては、
まあ、ふつう、かな?
ピアノの場面はいいんですけどね。