2020年4月7日火曜日

『殺人者の記憶法』

『サスペクト 哀しき容疑者』に、
わたしはエンタメとして「100点!」を付けたのでしたが、
そうなると、
ウォン・シニョン監督の他の作品も見ておかないとですね。
で、

『殺人者の記憶法』(2018)

を見てみました。

https://www.youtube.com/watch?v=MBDTKxn6K7I

主演は、『監視者たち』

http://tomo-524.blogspot.com/2020/03/35-2013-httpswww.html

で、主人公の上司を演じたソル・ギョングです。

とても風変わりな設定です。
主人公の初老の男性は、
かつての連続殺人犯であり、
今はアルツハイマーに侵されている、というのです。
で、彼の記憶はとぎれとぎれで、
観客は、いつ記憶が飛ぶか分からないので、
居心地の悪い緊張感を強いられます。
で、彼が、もう一人の殺人犯と出会うことで、
物語が始まります。

これは原作小説があるのですが、
わたしは読んでいないので、
それと比較はできないのですが、
結論から言えば、
とても意欲的な作品、
という印象でした。
すごくいいわけではないんですが、
基本的な力量があるので、
こんなチャレンジングな設定でも、
75点は取っているのでしょう。
ただどうしても、
主人公の記憶に連続性がないというのは、
見ているのはなかなか難しい部分もあると思いました。

おなじみのオ・ダルスも、
警官の役で出ていました。