2020年4月28日火曜日

『アジョシ』

朝鮮族が(何らかの形で)登場する韓国映画は、
今までにこれだけ見ました。

『新世界』
『犯罪都市』
『コインロッカーの女』
『哀しき獣』
『アシュラ』
『ミッドナイトランナー』

そして今日見たのが、

『アジョシ』

です。
(今年見た韓国映画、55本目。)


臓器売買や麻薬を手掛ける、朝鮮族マフィア。
その組織に連れ去られた幼い少女を救うため、
元特殊部隊で、今は質屋をやっている青年が立ち上がる、
という物語です。

傷ついた幼い少女、
やはり心に傷を負った青年、
彼らをとりまく希望なき世界……と、
フィルムノワール的な要素は揃っています。
ただ、
主演はウォンビンなので、
彼をカッコよく見せなければならない、
という制約が、
画面の端々から感じられました。
エンタメとしては、

問題なく最後まで見ていられますが、
とてもいいかと言えば……
そしてこの映画の残虐な犯罪組織が、
朝鮮族なんです。

それにしても、
韓国の「ワンダーウーマン」は、
いつ登場するのでしょう?
「ワンダーウーマン」が、
家父長的ホモソーシャル集団を痛快にやっつける映画は?