2020年4月28日火曜日

『ミッドナイトランナー』

Zoom で動画を取るには、
当然カメラがいるわけですが、
なぜか、
デスクトップのそれよりも、
ノートのそれの方が写りが鮮明なので、
そちらを使っています。
ただ、
ノートの方はDVDドライブがありません。
で、そろそろDVDを見せる授業に入るため、
外付けのドライブを引っ張り出したところ、
動きません!
まあ、安いやつだったから……
というわけで、
新しいものを注文し、
それが来るまではちょっと休憩!
と決めて、
きょうはお休みの日にしました。
で、最初は、

『ミッドナイトランナー』

を見始めました。
警察大学に通う二人のセイネンが、
たまたま見かけた誘拐事件を追い、
失敗を繰り返しながらも、
なんとか解決にたどりつく、というお話です。

https://www.youtube.com/watch?v=LKawaEeLikI

この映画、
なぜか、いま一つ乗れませんでした。
学生が、なんだかヤバイくらいのワル組織を追い詰めるという展開が、
あまりに現実感がないからでしょう。
また、
(例によって、という言い過ぎですが)
女性たちがあまりにひ弱で搾取される弱者として描かれているので、
(たとえそれを救うという物語でも)
抵抗がありました。
たしかに、警察学校に一人、
自立した感じの厳しくきれいな女性教授がいるのですが、
バランスを取るまではいってない感じでした。

ただ、この映画は有名です。
というのも、ワル組織のアジトが、チャイナタウン、
つまり朝鮮族の集住する地域にあるのですが、
公開当時、
この映画があまりに「朝鮮族=ワル」の構図を押し出したために、
朝鮮族の人たちの複数の組織が、
上映禁止運動をしたのです。
見てみるとたしかに、
「こんなところがあったんだ」とか、
「ここは治安が悪いから……」とかいうセリフがありました。
これは日本でも広がっている誤解ですが、
外国人労働者が入ったからと言って、
犯罪率が上がるということは基本的にないようです。
それは、このソウルのチャイナタウンでも同じなのに、
あたかも犯罪の巣窟のように描かれ、
名誉を棄損された、というわけですね。
たしかに、一理あります。

わたしが見た韓国映画の平均水準には、
達していないと思いました。