ハズミで、韓国映画、
『怪しい彼女』(2014)
を見てみました。
日本でもリメイクされた作品です。
https://www.youtube.com/watch?v=Ml9GiKK3jVs
口の悪い70歳ほどの女性が、
息子夫婦、二人の孫、と同居しています。
女手一つで息子を育て、
「出世」した彼を溺愛し、
かつては勤務先の「秘伝の味」をコピーした店を繁盛させたりと、
他人の気持ちを考えない、
ジコチューなトラブルメーカーです。
で、
家族は彼女を、
施設に入れようとするのですが、
そんな折、
(まあおとぎ話なので)
彼女は若返り、20歳の乙女の姿に変身します。
そして彼女は、
かつて果たせなかった、
歌手になるという夢を模索してゆきます……
エイジズム、という言葉があります。
教員である主人公の息子は、
冒頭、エイジズムについての講義さえしています。が、
この映画自体に、深いエイジズムが感じられます。
若いほうがいい、美しいほうがいい……
それは素朴な形で表現され、
素通りされていますが、
大きな違和感を感じます。
ラストの和解も、
そうなるとは思っていましたが、
やはり違和感が残りました。