2021年3月14日日曜日

『ファイナル・テーブル』

ネトフリで、

『ファイナル・テーブル』

という、料理の対決番組(全10話)があって、
今日それを見終わりました。
まあ、かつての「料理の鉄人」ととても似ていますが、
こちらは、まず最初に24人の料理人が集まり、
その中で勝ち抜き戦が行われる点が違います。


毎回作られる料理は、
見た目がかなり美しく、
みていて飽きません。
その上、料理人たちのバックグラウンドが紹介されるので、
一人一人に思い入れが生まれ、
彼らが一層魅力的に見えてきます。
この、料理人対たちがもつ人間的な魅力が、
とても大きな要素だと感じました。

また料理について言えば、
そこではもう「多様性」が当たり前になっていて、
だよね~、と感じました。
また、料理のコンセプトが問われることも多く、
生態系、環境、食というもの、
などについてのある程度深い理解が求められているのも、
単なる「美食」番組に終わらない、好感ポイントでした。

ただし、? なポイントもなくはありません。
まず、料理が「国単位」で捉えられていたこと、
そして、課題となる料理には、
「アメリカ料理」や「ブラジル料理」、「メキシコ料理」があったのに、
「中国料理」が入っていないこと、
また、最後に優勝するのが、……であること、
などです。
こういう点では、アカデミー賞的だといえるかもしれません。

でも、それを差し引いても、
料理って、ほんとにすごいなあと思います。
あれらの材料が、あんな料理に変身するんですから!