とりあえずネトフリで、「1」にあたる
『孤狼の血』(2018)
を見てみました。
これは……
暴力シーンがそれなりにあるので、
それが苦手な人には勧められませんが、
映画としては、抜群におもしろかったです。
舞台は1988年の広島。
抗争する2つの暴力団。
その「戦争」を止めようとするベテラン刑事と、
彼とコンビを組んだ新人刑事。
こんな感じの、「ベテラン刑事と新人刑事」ものは、
もう数えられないくらい作られていますが、
今回は、その二人の落差がことのほかひどく、
観客であるこちらまでくらくらするほどです。
そして暴力団抗争。
雰囲気は、誰が見ても『仁義なき戦い』で、
血の飛び散り方の生々しさはその直系だと感じられます。
暴力団ものなのか、
刑事物なのか、
そのバランスの取り方がすごくうまくて、
もう、両者が渾然一体となり、
ほとんど新しいジャンルであるかのようです。
この監督の作品、
もっと見てみることにします。
(ほかにも見るべきものがたまってるんですが……)