2021年9月25日土曜日

『寝ても覚めても』

院生の一人が、
現役の日本人監督の中ではすごく好き、
という濱口竜介監督。
ネトフリに1作あったので見てみました。

『寝ても覚めても』(2018)

最初の5~6分、
これは苦手なやつじゃないかと不安になりましたが、
10分過ぎから乗れるようになり、
あとはラストまで、尻上がりに引き込まれました。
大きなストーリーも、
小さなエピソードも、
ともに丁寧に作られているし、
これは! 
というシーンも、
ショットもあり、
要は、映画として、質が高いと感じました。
脇役の登場のさせ方も上手で、
決して出過ぎてはいないのに、
その人となりがグッと伝わってきます。
そして猫は、可愛いらしい象徴。

(ただし、個人的には、
主人公のようなタイプではないので、
思い入れ、という感じはありませんでした。)

あれだけたくさん映画を見ている院生がいいと言っているわけなので、
やっぱり信用してよかったです。
院生からの情報、なかなかいいです!
(もっと教えて!)