今日も一日、「東京詩」の続きを書いていたんですが……
あまりうまく書けない時は、自分で分かるんですね。言葉が、上滑りするっていうか、もっともらしいんだけど、なんかアサハカっていうか。先日も、これは糸井重里が作詞し、沢田研二が歌った「TOKIO」について書いたんですが、結局ボツにしました、まる1日かけたんですが!
「空を飛ぶ 街が飛ぶ」なので、この浮遊感と、高度経済成長後の雰囲気をつなげて書いてみたんですが、これが絵に描いたような「上滑り」。こういうときは、たとえ時間をかけていても、ボツにするのが賢明ですね。(1日くらいなら、ほんとはなんでもないです。)
で、今日。ここしばらく調べていて、今日朝から午後4時くらいまで書いて…… つまらない! う~ん、これはボツかな、と思ったのですが、それからもう1度整理しなおして、なんとか自己採点75点くらいまできました。まあすごくいいわけじゃないですが、他との関連もあるので、残すことにしました。(でもまた明日いじくりそう!)
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先日の、管さんの指摘から。
みなさんが、写真展に行ったとします。その会場入口には、大きなパネルの写真があります。写っているのは明るい海辺。そして画面の左手には、黒人の中年女性が立っています。腰には布が巻いてありますが、上半身は裸で、腕を軽く腰に当てる感じ。ゆったりした時間、ある種の生活への想像が働きます。さあ、でも……
もしこの女性が白人だったら? なんならどうやら日本人だったら? トップレスの女性の写真を見て、観客はどう反応するでしょう。もしそれが公の場所だったら、黒人女性の写真は飾れるでしょうが、白人女性のそれは飾れるでしょうか? 日本人女性のは?
もう一つ。
犬がシッポを振っているとき、それは友好の意思を感じさせますよね。じゃあ狼が、あなたにシッポを振っていたら、あなたはどうします? 頭でも撫ぜてあげますか?
犬と狼は、同じじゃないんだそうです、その行動の意味は。だから、犬の動作・行動を解釈するときと、狼のそれを解釈するときには、ちがうコードを当てはめなければならないのです。
? どうしてこの2つの話が並ぶんでしょう?(と、教員くさい書きようでスミマセン!)