『ヒット・パレード』(1948)
を見てみました。(アマプラです。)
この作品は、昨日見た『教授と美女』のリメイクです。
(セルフ・リメイク、という感じでしょうか?)
物語は基本的に同じです。
違っているのは、まず教授たちの数。
『教授と美女』では8人でしたが、
(それは、王子+7人のこびと、だったわけですが)
今回は7人で、
ヒロインと恋に落ちる教授(ダニー・ケイ)も、
「7人の小人」の一人です。
この変更に、深い意味があるのかどうかははっきりしません。
(たぶん、深い意味はないのでしょう。
『教授』のほうが、『白雪姫』との整合性は高いです。)
そしてもう一つの違いは、
教授たちが、ふつうの百科辞典を編纂しているのではなく、
音楽全般についての辞典を作ろうとしているところです。
で、
この映画全体が、いわゆる音楽映画にもなっていて、
それを支えるべく多くの大物ミュージシャンが出演しています。
ルイ・アームストロング、
ベニー・グッドマン、
トミー・ドーシー、
ライオネル・ハンプトン……
楽しい映画です。
深いテーマとかはないですが、
演奏場面はどれもいい感じだし、
セリフのテンポなどもよく、
映画に勢いがあります。
ヒロインを演じたヴァージニア・メイヨ。
調べてみたら、彼女は、
ダニー・ケイとの共演が多いんですね。
で、じゃあ『教授と美女』とどちらがいいかと言われたら……
まあ、両方いい、というのが答えでしょう!