2022年4月4日月曜日

『ドリームランド』

ちょっと時間があいたマーゴット・ロビー特集第6弾、

『ドリームランド』(2019)

を見てみました。


舞台は、1930年代のテキサス。
背景には、
この「不毛の地」に入植してきた人たちの苦悩があります。
で、
17歳のユージンがいる一家もまた入植者です。
ただし、彼の父親はこの土地がイヤになり、
家族を捨ててメキシコへ。
残された母親は再婚し、
なんとか平穏に暮らしていました。
そんな中、ある日ユージンの前に、
指名手配され、高額の懸賞金のかけられた女性、
アリソンが現れます。
けれども彼女は怪我をしていて歩けず、
自分は強盗だが、
決して殺人などしていない、というのです。
ユージンは、この美しい女性に惹かれ、
それが、継父への強い反発と結びつき……、というお話です。

誰が見ても、
『ボニーとクライド』を多少は思い出すでしょうし、
またそれとは別のレベルでは、
年上の「悪い女」に迷い、
道を誤ってゆくワカモノの物語とも言えるでしょう。
でどちらかいえば、後者の印象が強いです。
ただこの二人には、
入植者の貧しさという強烈な共通点もあったわけですが。

出演者の中では、
マーゴット・ロビーだけが、
突出して存在感がありました。
さすがです。