国民は限られたものとして、また主権的なものとして想像される。
たとえ現実的には不平等と搾取があるにせよ、
国民は常に深い同志愛として心に描かれる。
この限られた想像力の産物のために、
過去2世紀にわたり、
数千、数百万の人々が、
殺し合い、
あるいはみずから進んで死んでいったのである。
(ベネディクト・アンダーソン)
ナショナリズムは国民の自意識の覚醒ではない。
ナショナリズムは、
もともと存在していないところに国民を発明することだ。
(エルネスト・ゲルナー)
フランスには、
フランク族の出身であると十分に証明できるような家族は、
十もないのだ。
(エルネスト・ルナン)
「ナショナリズム」という語は、
19世紀の多くの辞書には見つからないそうです。